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ハーフバースデーをお祝いして素敵な写真を残そう!

ハーフバースデーというのを聞いたことがありますか?あまり馴染みがないですが、生後6ヶ月の赤ちゃんのお祝いなのだそうです。外国からきているというのは何となく分かりますよね。日本のお食い初めやお宮参りという儀式の後に行われることになります。
そう言えば、クリスマスの前にやってくるハロウィンも日本の行事ではありません。いつの間にか定着していて、その時期になるとテーマパークでもメインのイベントになります。世界にも色々な儀式や風習があって、日本人が馴染めそうなものが取り入れられていくのかもしれません。クリスマスも何時の頃からか日本に根付いていった風習です。
今回はハーフバースデーの行い方と記念写真を撮る時のポイントを見ていきましょう。

ハーフバースデーとは?

ハーフバースデーはアメリカやイギリスの風習で、ネットやSNSの普及で広まったとされています。元々日本にはない風習ですから、知らない人が多いのも納得です。この外国からの文化というのは、日本に広まる地点で忠実ではないというのが共通しています。例えばバレンタインは、女性が男性にチョコレートを贈る日となっていますが、本来のバレンタインの意味は、人の名前で悲しい逸話があります。一応海外でもプレゼントはしますが、日本のようにチョコレートをメインにするものではありません。
このように外国の風習や文化は、日本に伝わった際に独自のものに変化するようです。このハーフバースデーも、日本では生後6ヶ月の赤ちゃんをお祝いするイベントとなっています。けれどアメリカなどでは、長期休暇中に誕生日を迎える子の為のもので、学校でお祝いができるようにと、誕生日の6ヵ月前や6か月後に行う事を意味します。
日本のように赤ちゃんを対象にするものではなく、お祝いする子供の年齢制限もありません。どうしてこのような違いが出てくるのかは定かではありません。只6ヶ月というのが共通しているのは面白いですね。それにお祝いするという意味合いも変わっていなくて、子供から赤ちゃんに変化したことが謎と言えば謎でしょう。ではハーフバースデーはどのようにしてお祝いするのでしょうか?記念写真や様々なイベントも行うようですので現状を探っていきましょう。

写真に残すハーフバースデーのイベント

赤ちゃんの成長は目まぐるしくて、まだまだ寝返りなどできないだろうと思っていても、油断するとベッドから落ちるということもあります。顔の表情も豊かになり、よく笑うようになります。このような成長過程を見ていると、親として記録に残してあげたい気持ちになるでしょう。親の思いが、様々なイベントを盛り上げていくのかもしれません。

ハーフバースデーをする理由

ハーフバースデーが広まりつつある中で、今一ついていけない親がいるのも確かでしょう。祖父母の意見なども聞くと何の為?と思ってしまいますね。若い親世代にアンケート調査をすると、知っていると答えた人は半数以上いて、ネットやメディアの影響が大きいことが分かります。けれど実際お祝いを行った人の割合は、30%を切っているという報告もあります。これは調査対象によっても変動しますが、日本では恒例とまではいっていないようです。それでも賛成派の人達は、外国の風習に感化されただけではなく、ネットなどの写真を観たりすることで、憧れを抱くのではないでしょうか。
そしてもう一つ大事な理由として、「ここまで育ってくれてありがとう」という思いが強いのだと感じます。無知というのは悲しくて怖いもので、昔は女性がお産をするのは役目のようなもので軽んじられてきました。その結果生後まもなく亡くなる子も少なくありませんでした。私の祖母の兄弟も7人いましたが、生き残ったのが7人で本当は10人兄弟だったそうです。3人共生後3ヵ月まで育たなかったということです。
母乳で育てるというのは母親にとって大変なことで、授乳中に眠ってしまって、赤ちゃが窒息死するという事故もよくありました。育児と家事で疲れ果て、夜泣きまでされるのですから眠ってしまうというのも理解できます。昔の祖母の写真を見せてもらうと、常に背中に子供をおぶって家事を熟していたようです。
昔の子育て事情を考えると、離乳食を食べられるようになったり、ハイハイやお座りなど半年までの子供の成長は、本当に目まぐるしいものがあります。勿論母親に対してのねぎらいの意味も込められていて、そう考えるとハーフバースデーも意義あるものに思えてきますね。

どのようにしてお祝いするの?

招待するのは親族が中心で、親しい友人を招くのもいいですね。これは絶対!という決まり事もないので、ゲストもそれほど気を遣うことはないでしょう。

服装はどうする?

ゲストはほとんど親族なので、恒例の儀式とは違って服装はラフなものでも構わないでしょう。主役は赤ちゃんなので、親も赤ちゃんの衣装には気合が入ります。写真に残すことも想定しているので、それなりに普段着ではなくよそ行きになります。
◇女の子
女の子にはやはりドレスが映えます。レンタルブームであっても、赤ちゃんの衣装は購入する人がほとんどです。結婚式にも役立ちますし、ちょっとしたお呼ばれにも着ていけます。兄弟が増えることでお下がりとして着せることも出来ますね。
只ドレスはレースなどで飾り付けていますので、赤ちゃんにとっては着心地の悪いものです。それを少しでも解消するのは、素材を綿にしたりして余り華美にならないようにすることです。見た目が可愛くても、赤ちゃんには柔らかい素材の着心地の良いものが適しています。
◇男の子
男の子にドレスとはいかないので、ロンパースが無難でしょう。袴ロンパースというようなものもあるので、着心地などを考慮して選んであげましょう。見た目重視ということで、和装にしたい親もいるようですが、それは七五三まで取っておきましょう。
何といってもまだ歩けない赤ちゃんなのですからね。

離乳食ケーキを作る

まだケーキを食べさせるのは無理ですが、バースデーなのですからケーキは外せませんね。洋菓子店などで特別に作って貰う人もいますが、ここはママの手作りで普段食べている食材で作ってあげるのが良いでしょう。今はネット検索すればレシピもたくさんあって、気に入ったものをチョイスして作ることができます。可愛い飾りを施せばよりバースデー感が出てきます。

寝相アートが人気

最近寝相アートというのがインスタ映えするそうです。寝ている時間が長い赤ちゃんだからこそ楽しめるということで、特にママ達の間で流行っています。赤ちゃんが寝ている間に、思い思いの演出をしてアートにしていきます。ハーフバースデーのアートは、ハーフつまり「1/2」を強調する演出が一番のようです。赤ちゃんを数字の1に見立て、「/2」という部分を何かで表現するのです。とても面白い発想ですよね。
このような寝相アートを考えるのがとても楽しいらしく、アイデアは無限のようです。
赤ちゃんが眠っている間の作業なので、色々なアイテムを作って構想を練ります。写真を撮ってインスタにアップすることで、完全に寝相アートが完成となります。

部屋の飾りつけも大事です

お祝いをする部屋の飾りつけも、ママの楽しみの一つです。昔の旧家などでは人を招くことは常であっても、畳の部屋で宴会という感じでしたから、たとえ子供のお祝いでも、部屋を飾るという事はありませんでした。おひな祭りや端午の節句でも段飾りのみで、お膳を囲んでお祝いするというイメージでした。
今の時代はリビングルームを広く取り、家のメインの間となっています。子供が宿題をしたり、ママがアイロンがけをしたり洗濯物を畳んだりと、リビングルーム中心の生活をしています。ですからお祝い事をするのもリビングルームとなり、行事ごとに飾ることで部屋の雰囲気が変わります。子供が描いた絵を飾ったり、ガーランドや風船を使っても映えますね。カーテンをその行事に適したデザインにすれば、部屋はガラリと変わります。部屋の飾りつけも演出の一つですね。

記念写真を撮る

自宅で行う場合が多いので、上記で述べたような数々の演出はあった方が良いですね。
そしてせっかく親族が集まるのですから、写真は多く残したいでしょう。おめかししたかわいい盛りの孫を撮るのは祖父母の楽しみでもあります。この時期の赤ちゃんはよく笑うのが特徴で、時々眠っているのに笑っている時があります。
神様が敢えて笑わせているという説があって、愛されるようにという粋な計らいであるというのを聞いたことがあります。子猫や子犬が可愛いのも、神様がそのように作ったのだとか・・・。「なるほど!」と思ってしまいますね。自宅で記念撮影をするのもいいですが、素敵な衣装を着た可愛い姿をフォトスタジオで記念写真にし、とっておきの一枚をフレームにしておきましょう。

まとめ

ハーフバースデーを行うには賛否両論があります。まだまだ周知されていませんから、内容や意味を把握していない人が多いです。人は初めてという物には警戒心があって、何か不都合なことにならないかとかマイナス面を探してしまいます。
たぶん年配者の人にこのようなイベントを説明するのは難しいでしょう。クリスマスがお正月という日本の伝統行事の前にあるのも不思議だという考えがあります。若い人はハロウィンパーティーを仮装することだと思っているようです。本当の成り立ちが収穫祭からきていることは余り知られていません。只仮想して練り歩くのが楽しいという感覚があるのでしょう。これを一概に間違っているとか否定することはできません。
迷惑行為のようなことが起こらなければ、日本のお祭りと変わらないのですからね。案外日本の祭事の方が危険で、奇祭というものも少なくありません。その地に生まれ、伝統として受け継がれてきたものは簡単にはなくなりません。
ハーフバースデーも後何年かすれば、カレンダーに記される時がくるのかもしれません。そして記念写真として普通に残っていくような気がします。