お子様の成長を祝う大切な行事である七五三。節目節目で変わっていくわが子の記録はばっちり残しておきたいですね。七五三は11月15日に行う伝統行事ですが、撮影やお祝いのタイミングはだいぶ自由になりました。
現状は”前撮り”がメジャーな撮影ですが近頃は”後撮り”という撮影スタイルも浸透してきています。今回は、七五三の記念撮影の時期に迷っている方に、七五三の後撮りについてご紹介していきます。
前述のとおり七五三は伝統的には11月15日に行うものでした。しかし、時代に合わせてお祝いのスタイルは変化しています。
最近では仕事の都合などにより、11月15日ではなく10月の中頃から11月前半の吉日や土日祝日を利用してお祝い・お参りを行う方が多いようです。もちろん11月を過ぎてから行う方もいますので、秋から冬あたりにかけて都合のつくタイミングでお参りに行けば良いでしょう。
なお七五三シーズンの神社は混み合うことが多く、事前に状況の確認を行ったほうがスムーズです。
そして、忘れてはいけないのが記念撮影です。こちらはさらにタイミングの自由度が広がり、近年では5~9月に行われる”前撮り”が定番となっています。
余裕を持って撮影できる前撮り。一般的になった理由はどんなものなのでしょうか。
お参りも撮影も1日で済ますことができれば楽かもしれない!というイメージがありますがそれは落とし穴。
まず子供の体力が心配です。先にお参りに行って撮影時に疲れて寝てしまった、となれば晴れの日の写真で100%の笑顔が残せないかもしれません。
また、着物を着用するとなるとパパやママの準備も大変です。スケジュール調整がうまくいかなければ親子そろって疲れてしまいますし、子供が不機嫌になりかねません。そうならないためにもお参りと撮影は別日で設定し、余裕を持ったスケジュールで動くことがおすすめです。
いくら前撮りや後撮りがメジャーになってきたとはいえ、11月は写真スタジオも混み合います。
・土日に行くことができなかった
・混んでいてリラックスできなかった
・希望の時間帯に予約ができなかった
こういった事態を防ぐためにも、ゆったりと余裕を持って写真撮影ができる前撮りが浸透したのです。
前撮りシーズンは、写真スタジオから様々なクーポンが出ることが多くお得に撮影できる可能性があります。
こういった理由から現在は前撮りがメジャーになり、ご家庭の都合に合わせた撮影をする場合が増えています。しかし前撮りのタイミングによっては、写真スタジオの混雑で予約がとりにくかったり、夏頃では子供の日焼け跡が残っていてやや肌が黒いまま前撮り……ということもあります。
そこで近年増えてきた撮影スタイルが”後撮り”です。特に撮影時期に明確なルールや決まりがあるわけではないので、七五三のお祝いの後に記念撮影をするというパターンも増えてきています。
ご家庭の都合や、オフシーズンに撮影ができるというのが大きなメリットですが3歳児の場合はさらにメリットが増えます。
3歳の子供ですと体がまだまだ小さく、レンタルの衣装だと気に入ったものがあってもサイズが大きすぎて着られないという可能性があります。
しかし、後撮りであれば前撮りの時期よりも体が成長するので、気に入った衣装をばっちり着こなせるかもしれません。「衣装を着こなした写真を残したい」という希望があれば、後撮りにして成長を待つのもいいでしょう。
数え年で3歳の子供ですと、イヤイヤ期の真っただ中かもしれません。子供の機嫌に左右され着付けに手間取る、狙ったポーズを決めてくれないなど、なかなか撮影が進まないことも。
後撮りの時期にイヤイヤ期が終わっていれば、のんびりと写真を撮ってあげられるかもしれません。
伝統行事とはいえ世の中の変化に合わせてお祝いの仕方も変化しています。
せっかく思い出を残すのであれば、楽しい形で残してあげたいですよね。子供の成長具合いやお仕事の都合に合わせて無理なくお祝いをしてあげましょう。